天国の話 ①introduction
お久しぶりです。生駒ゆがみです。
今日は天国に行ってきた話をしようと思います。
あまりに長くなりそうなので数本に分けながら。社会で懸命に生きるあなたのつかの間のティータイムに花を添えるような記事になればと思います。お楽しみくださいませ。
いきさつはこうです。
入社して試用期間が終わり、晴れて正社員になった生駒ゆがみちゃんは上司のYさんに声をかけられる。
「Tくん(ゆがみちゃんの先輩)の入社一年記念とゆがみちゃんの正社員記念にいい店連れていってやるよ」
Yさんの言う「いい」という意味が気になり尋ねるとやはりスケベな意味らしい。
そこで行く予定の店名を教えて貰うと……
大阪で超有名なショーパブだった……。
こういうわけです。
仕事を終え、晩飯を食べ(Yさんのお金で焼肉で優勝しました。ごちそうさまでした)、いよいよその時がきました。
桜川にある某有名ショーパブビルにやってきたのです。
店内に入るとその空間のあまりの異世界ぶりに目を見張りました。
真ん中にステージがある(そこで女の子がダンスなどのショーをする)以外はふつうの飲食店のよう(カウンター席やテーブル席などがあり、そこでお酒を飲むようなつくり)なのですが、お店の女の子が凄まじいのです。
マイクロビキニの女の子が2,30人ほど店内を闊歩しているのです。これはすごい。どこを見渡してもおっぱいなのです。
チャージをYさんが支払い、席につきます。
すると店内を闊歩していた女の子のひとりがYさんにメニューを手渡しました。
そこでYさんが一言
「おっ、キミおっぱいおっきいなあ」
ぼくは驚いてそちらを見やりました。
女の子「ありがとうございます♡」
Yさん「でもおれのち〇ぽも負けてないで」
女の子「それはしりませんけどwwww」
……ドのつくセクハラだ。昨今話題になっているような受け取り手の判断に委ねられるようなセクハラではなく、某事務次官のようなド直球セクハラだ。
ゆがみちゃんは思わず女の子に「(うちの上司が)ほんとすみません……」と謝っていました。
女の子は笑いながら「全然大丈夫ですよお♡」と言っていました。
こういうお店で働いてるだけあってこの程度のセクハラはなんでもないのでしょうか……。同い年くらいに見えるのに強い子です……。
その子にお酒を注文し、飲みながらステージを見ていました。すると後ろから背中をつつかれました。
振り向くと元カノに似た女の子が立っていました。「うーわ、Hちゃんそっくり…」と思い、動揺しながらも「なんですかー?」と言うと
「挨拶いいですか?」
と一言。
……挨拶?挨拶いいですか?
自己紹介でもしてくれるのだろうかと思い、「どうぞー」と答えると
「失礼しまーす」と言いながらおっぱいをゆがみちゃんの顔面に押し当ててきます。所謂ぱふぱふです。
挨拶!!!!挨拶!?!?挨拶!!!!
どこの国の挨拶なんだ!!!!
義務教育でこんなの習ってない!!!!
脳がカオスに陥りながらもしっかりとやわらかさを感じました。やわらかかったです。とても。
おなじように先輩も上司も「挨拶」をされ、ご満悦の様子。
これはとんでもないところに連れてこられてしまったぞ……。と、あたふたするゆがみちゃんを一瞥し、Hちゃん似の女の子が名乗ります「Nって言いますー、よろしくお願いしますー♡」
「挨拶」に続いてNちゃんが「ここは初めてですか?」と尋ねます。ぼくとTさんは「そうです」と答えるとシステムをざっくりと説明してくれました。
・最初のチャージを支払えば、アルコール一杯とソフトドリンク飲み放題がつく。
・チャージは最初だけで時間によるチャージ加算はない。
・お店で使えるチケットを1枚千円で購入できる。そのチケットを使うと「お気に入りの女の子と二人きりイチャイチャタイム」などの課金サービスを受けることができる。
・定期的にイベントタイムというものが催される。イベント内容は、女の子がステージ上でショーをしたり、その時間だけ受けられる課金サービスが増えたりするというようなもの。
ざっくり言うとこんな感じでした。
極端な話、チャージだけ支払ってあとは課金せず雰囲気やショーを楽しむだけというのもアリなんだとか。
「へぇー!そういう感じで楽しむところなんですね!ありがとうございますー!」
ゆがみちゃんがお礼を述べるとNちゃんはすごくいい笑顔で「いっぱい楽しんでいってくださいね♡」と一言。あ^~たまらねぇぜ。
「おっ、ゆがみ。その子気に入ったんか??」
Yさんがぼくに声をかけます。
「えっ」
「Nちゃん、ゆがみちゃんがキミのこと気に入ったらしいわ!あっち(ふたりでイチャイチャタイムのブース)行ってあげて!」
Yさんは女の子にチケットを3枚握らせました。
「えっえっ」
戸惑うゆがみちゃん。「えー♡ありがとう♡行こっかあ♡」相変わらずいい顔で笑うNちゃん。
「でも私このあとショーに出演しなきゃなんですよ~……待っててくれますか?」
……「好き」の音がしました。
「ウン、モチロン」
即答も即答し、Nちゃんを見送りました。
そしてしばらくすると女の子たちのダンスショーが始まりました。
こういうお店だからショーもお色気メインかと思いきや、かなりしっかり練習したのが窺えるクオリティのものでした。みんなダンスがキレっキレ……ふつうにこれだけでもお金取れるんじゃないかというほど。
さて、ショータイムが終わり、Nちゃんが僕の席に戻ってきます。
「おまたせ♡急いで着替えてきたよ♡」
「見てましたー!かっこよかったですー!」
「ありがとう♡今からいーっぱいイチャイチャしようね♡」
Nちゃんに恋人繋ぎをされ、連れられるがまま。「二人きりでイチャイチャタイムのブース」にやって来ました。
このブースは壁際にあり、背が高い椅子が飲み物を飲む席に背を向けるように(壁側に椅子の座る部分が向いているように)置かれていて、向こうからはこちらが見えないようになっています。
それはひと席だけではなく、壁に平行に椅子がいくつか置かれています。
しかし、サイドに仕切りはないので、おなじようにイチャイチャタイムを楽しむ人達同士は丸見えという状況です。
「じゃあ座って……♡はじめよっか……♡」
Nちゃんはぼくを座らせるとTシャツを着ました。そして着ていた水着のヒモを解き、ノーブラTシャツの状態になりました。
「一体何が始まるんだ……」
続